韓国のデザイナー、スマホ中毒者のための“第三の目”を開発

第三の目

第三の目
 
デザイナーのペン・ミンウク氏は、 スマートフォン中毒者向けの前頭部装着型カメラを発明しました。スマホを見ていて周囲が見えていない状態でも、危険を察知して知らせてくれます。

スマホ中毒者の人々はフォノ・サピエンスに進化してしまった!?

ミンウク氏は、スマホ中毒者の人々を“フォノ・サピエンス(Phono Sapiens)”と呼んでおり、注意を促すために“第三の目”となるカメラを開発しました。
 

 
「スマートフォンは、現代人の生活に深く浸透しており、それなしでは生活できない状況になっています」と、ミンウク氏はInstagramの投稿で述べています。
 


 

これはネガティブに捉えられますが、人類のフォノ・サピエンスへの進化は紛れもない現実です。だから私は、人間の身体がスマートフォンによってコントロールされることを、ポジティブな変化として受け入れました。そうすることで、未完成のフォノ・サピエンスを広い視野で見ることができます。また、完全に進化したフォノ・サピエンスの世代を予測し、提案することもできます。

 

歩いているときスマートフォンから目を離すことはできません。そのため、私たちは第三の目を持つように進化しました。この目は、他の目とは別に動き、前の目がスマートフォンを見ているときだけ開きます。

 


 

このプロジェクトは、単なる一般的な製品デザインではなく、皮肉を含んだ批判的なデザインです。“第三の目”を通して、人々が自分自身の行動を批判し、現在遭遇する問題を解決するためにフォノ・サピエンスに進化した自身について再考することを願っています。

 
角度を計測するセンサーを搭載したデバイスを、後頭部に装着します。センサーは、装着者の頭が下に傾いたことを検知したとき、“第三の目”のまぶたを開きます。“目”の中の超音波センサーがユーザーの前にある障害物を検知し、ブザーで知らせてくれるようになっています。
 


 
 
Source:Peta Pixels
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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