Apple Musicの空間オーディオによる音楽への影響、ゼイン・ロウ氏が語る

    Apple Music 空間オーディオ

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    Apple Musicで対応楽曲の配信が開始された空間オーディオについて、著名DJのゼイン・ロウ氏によるコメントが公開されました。Apple Musicでは、モノラル、ステレオ、空間オーディオの違いを体験できるコンテンツも公開されています。

    ステレオの時代から空間オーディオの時代へ

    Appleは先日予告したとおり、前後左右から音に囲まれているような感覚を味わえる空間オーディオと、原音に忠実なロスレスオーディオ対応楽曲を、Apple Musicで6月8日から配信開始しました。Apple Musicの利用者は追加料金なしで利用可能です。
     
    英BBCの人気DJとして活躍し、現在はApple Musicでアーティストリレーションズの共同代表であり、Apple MusicのラジオDJを担当するゼイン・ロウ氏は、AirPodsで空間オーディオを聴いた時のことを「ステレオの時代に生まれた私にとっては、言葉にするのは難しかった」と振り返ります。
     
    しかし、これまで左右の2チャンネルしかなかった音楽に、映画館でしか体感できなかった3次元音響が加わることで、音楽表現が「まだ誰も想像すらしたことのないレベル」へと引き上げられる可能性を感じたそうです。

    音楽の感じ方が変わる、制作も変わる

    とてもよく知っている曲を空間オーディオで聴いた時に、サウンドの聴こえ方だけにとどまらず、曲をどんなふうに感じるかにも大きな影響がある、とロウ氏は語っています。
     
    ロウ氏は、空間オーディオに対応した楽曲を制作するアーティストによる新たな表現、そして空間オーディオの時代に生まれたアーティストたちによる新しい時代の幕開けへの期待を語っています。

    Logic Proが空間オーディオ対応に

    Appleは、2021年のうちに臨場感あふれる音楽を制作するためのオーサリングツールを、楽曲制作アプリ「Logic Pro」に直接組み込む予定であり、ミュージシャンが空間オーディオを利用した曲の制作やミキシングを、スタジオや自宅でできるようになると発表しています。
     

    YouTubeでは、ロウ氏が音楽プロデューサーのNO I.D.氏、シルヴィア・マッシー氏、マニー・マロクイン氏と対談する模様の動画も公開されています。
     

     

    モノラル、ステレオ、空間オーディオの違いも体験可能

    Apple Musicでは、空間オーディオに対応した楽曲をまとめたプレイリストが数多く公開されています。
     

     
    また、Apple Musicのラジオ番組「J-Pop Now Radio」DJをつとめる落合健太郎氏による解説で、モノラル、ステレオ、空間オーディオの違いを体験できるコンテンツも公開されています。ぜひ、ヘッドホンで聴いてみてください。
     

     
     
    Source:Apple
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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