仮免許証を落としただけなのに〜窃盗で誤認逮捕された男性がAppleを提訴 - iPhone Mania
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2021年5月31日 01時42分

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仮免許証を落としただけなのに〜窃盗で誤認逮捕された男性がAppleを提訴

apple 丸の内


 
アメリカ東海岸の複数のApple Storeで盗難事件が多発し、事件に関与したと見られている男性が逮捕された事件で、男性が事実誤認だとして逆にAppleを訴えた裁判が物議を醸しています。
 

東海岸各地で「偽者」たちが窃盗

米マサチューセッツ州の連邦地方裁判所に提出された訴状によると、Appleと同社のセキュリティ業務を請け負っているSecurity Industry Specialists(SIS)が、原告のウスマネ・バー氏を窃盗事件の黒幕扱いし、誤解だと発覚した後も隠蔽しようとしたのだそうです。
 
バー氏は2018年3月、ニューヨーク州で自動車を運転するための仮免許証を取得したものの、紛失してしまいました。写真は入っておらず、身長や体重、生年月日や目の色が記されていましたが、紛失した時はこれが仇となり、とんでもない事件に巻き込まれるとは想像しなかったに違いありません。彼が事態の重大さを知ったのは、2018年11月にニューヨークの自宅で逮捕された時でした。
 
全く身に覚えがないのに一体なぜ――困惑するバー氏を待ち構えていたのは、自身がApple Storeの連続窃盗犯扱いされているという事実でした。紛失した仮免許証が複数の窃盗犯によって使われていたのです。2018年4月にコネチカット州で、同年5月と9月、10月にはニュージャージー州で、それぞれ彼の仮免許を悪用した「偽者」たちがApple Storeで窃盗を犯していました。そのため、AppleとSISがバー氏の身分と犯人を紐付け、全国のストアで共有、顔認証でマークしていたのです。

顔認証に不備があったと主張

しかし、複数の人物がバー氏と紐付けられるのはおかしな話です。事実、バー氏本人が逮捕された2日後にも、偽者がマサチューセッツ州のApple Storeで盗難を犯したとして逮捕されていました。
 
事態が解明されるにつれ、AppleとSISの顔認証と記録管理、州をまたいだ警察の情報共有が杜撰であったことが分かってきました。例えば、ある偽者はともに黒人であるということを除けば、顔も身長も全く似ていませんでした。また、別の偽者は指紋からママドウ・バリーなる人物だと明らかになっていたにもかかわらず、なぜかバー氏として送還されていました。
 
バー氏は自分が無関係であると主張し、Apple側に証拠映像を要求しましたが、同社は映像が削除されていると拒否、数カ月後にようやく応じたものの、公開されたのは“共犯者”とされる別の窃盗犯の動画でした。そのため彼は、AppleとSISがミスを認めず意図的に事実を隠蔽しようとしたと判断、間違ったデータだと分かっていながら名誉毀損や意図的な過失を犯したとして、両社を提訴するに至りました。バー氏は現在、刑事告発の中止と、公的な謝罪や名誉回復を要求しています。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)

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