2021年第1四半期に最も好調なデバイスはChromebook~275%の成長

    HP製Chromebookの画像

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    新型コロナウイルスの流行とともに教育分野を中心にシェアを伸ばしているChromebookの勢いが止まりません。2021年第1四半期(1月~3月)には前年同期比で275%もの成長を見せました。それとともに各メーカーとも大幅な出荷台数の増加を記録しています。

    275%もの成長を見せた2021年第1四半期のChromebook

    調査会社のCanalysによると、2021年第1四半期におけるChromebookの出荷台数は前年同期比で275%増と大幅な成長を見せました。
     
    Chromebookの成長率の推移の画像
     
    Chromebookを除くノートパソコンの成長率が62%であったのに比べると4倍以上の成長率を記録しています。
     
    Chromebookの出荷台数の大半は教育機関向けとのことですが、一般消費者や法人向けの人気もこの1年間で新たな高みに達したとのことです。
     
    ただし、2021年第1四半期におけるChromebookの出荷台数は1,198万台で、タブレットを含めたPC市場全体の1億2,212万台に比べるとまだまだ割合は小さいといえます。
     
    Chromebookが搭載するChrome OSは2020年にmacOSのシェアを初めて上回りました

    Samsungが2,223%の成長を記録

    この勢いに乗じて各メーカーともChromebookの出荷台数を大幅に伸ばしています。
     
    2021Q1のChromebookのメーカー別出荷台数とシェア
     
    特にSamsungは2020年第1四半期の5万1,000台に対して、2021年第1四半期は120万台にまで出荷台数を伸ばし、2,223%もの成長率を記録しました。
     
    また、Samsungほどではないにせよ、各社ともかなり大きな成長率となっています。
     
    2021年第1四半期のシェアトップは36.4%のシェアのHP、2位は25.9%のLenovo、3位は11.9%のAcerでした。

     
     
    Source:Canalys via 9to5Google
    (ハウザー)

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    この記事を書いた人

    本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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