Twitter、Clubhouse対抗で音声チャット「スペース」リリース

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Twitterは3日(現地時間)、600人以上のフォロワーを抱えるユーザーに対し、音声チャットサービス「スペース」の提供を開始しました。

リスナーの数は無制限

音声チャット「スペース」は、Twitterが2020年12月からテストを行い、段階的に一部ユーザーへ開放していた機能で、Clubhouseの大流行を受けてリリースに注目が集まっていました。3月中旬には公式アカウントで近日中にリリース予定であることを明らかにしており、晴れて5月3日での公式リリースとなりました。
 
スペースでは最大11人まで同時通話が可能で、ホストが視聴者を含むユーザーに発言を求めたりブロックしたりと、チャット内をコントロールできることが特徴です。フォロイーがスペースで音声チャットを立ち上げていると、Twitterの最上部にフリートと並んで表示されます。Clubhouse同様、チャットで話した内容はあくまでもリアルタイムでのみの公開となり、アーカイブとしては公開されません。
 


 
現在は600人以上のフォロワーを抱えているユーザーにのみ開放されていますが、今後この基準が下がるかどうかは不明です。

ユーザーを惹きつけたいTwitter

米国のドナルド・トランプ元大統領が発言プラットフォームとして愛用していたように、流行り廃りが激しいSNSの中でもTwitterは確かな存在感を放っています。しかしその一方で、Twitterは慢性的な赤字体質から脱却できず、2021年第1四半期(1月〜3月)の時点で、累積赤字は7億ドル(約770億円)となっています。
 
こうした問題に対処すべく、Twitterはユーザーを惹きつける様々な手立てを講じてきました。とくに最近は、Instagramの目玉機能であるストーリーズから着想を得た「フリート」、そして今回のClubhouseを元にした「スペース」と、ライバルサービスのサービスを矢継ぎ早に取り入れている様子が目立ちます。
 
Twitterにとっては幸か不幸か、スペースが満を持して公開された頃には、日本でClubhouseの名を聞くことはすっかりなくなりましたが、今回の導入を機に再び音声チャットブームは来るのでしょうか。
 
 
Source:Twitter via MacRumors
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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