2021年のスマホ卸売売上高は13%増の予想~Strategy Analytics

スマートフォンの画像

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新型コロナウイルスの影響で前年比-5%となった2020年の世界のスマートフォン卸売売上高ですが、2021年には前年比+13%に回復するとの予測が出ました。iPhone12シリーズのおかげで特に高価格帯が好調です。

13%増が予測される2021年のスマホ卸売売上高

調査会社のStrategy Analyticsによると、2021年のスマートフォン卸売売上高は前年比+13%と強く回復し、その後も上昇を続けるとのことです。
 
Strategy Analyticsによる2020年と2021年のスマートフォン卸売売上高の予想の画像
 
2021年の販売台数は前年比+7%の14億台、卸売平均販売価格は+6%の294ドル(約31,992円)となり、スマートフォンの卸売売上高は4,000億ドル(約43兆5,270億円)を超えるとの予想です。
 
2020年は新型コロナウイルスの影響で前年比-5%と落ち込みましたが、2021年は新型コロナウイルスからの経済回復や、老朽化したデバイスの交換時期の遅れ、部品価格の上昇、5Gへの移行などが収益拡大に寄与すると考えられています。

卸売価格600ドル以上のウルトラプレミアムセグメントが特に好調

スマートフォンの価格帯としては、iPhone12シリーズのスーパーサイクルにより、卸売価格600ドル(約65,291円)以上のウルトラプレミアムセグメントが好調です。
 
また、地域としては中国、アメリカ、インド、日本の4カ国で全世界のスマートフォン卸売売上高の54%を占めると予想されています。
 
いまだ新型コロナウイルスの影響が大きいインドとブラジルでは、数量および金額の面で落ち込むリスクが残っています。
 
しかしながら、全般的には買い替えと新規の両方において、比較的楽観的な見方をしているとのことです。

 
 
Source:Strategy Analytics via Gizchina
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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