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NTTドコモが2021年3月30日、時速90km以上で走行する複数の車両との安定的な5Gミリ波通信実験に成功したと発表しました。
NTTドコモが2021年2月20日〜3月6日に、テストコースにおいて時速90km以上で高速走行する車両に搭載した複数の実験用5G通信端末に対し、複数の実験用5G基地局を連携させ、基地局を瞬時に切り替える実証実験を実施しました。
この実証実験においてNTTドコモは、商用サービスとして提供している28GHz帯の400MHzの帯域幅を利用した場合には下り最大1.6Gbps相当となる、5Gミリ波による安定的な通信に成功しました。
5Gミリ波ではサブ6GHzより高速な通信が可能になる一方、1つの基地局がカバーするエリアが狭くなりやすいため、高速移動中のミリ波通信では基地局切り替えが重要になります。
NTTドコモが今回行った実証実験では、高速移動する通信端末を追従するように基地局の電波の向きを自動で制御する「デジタルビームフォーミング機能」を用いることで、安定的な通信が実現されたと同社は発表しています。
実証実験の模様は、下記のNTTドコモ公式YouTubeチャンネルで公開されています。
Source:トピックス(PDF)/NTTドコモ
(FT729)
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