Apple Music、言語療法のための特別なプレイリストを公開

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    Warner Music(英国)とRothcoが協力し、若年層の機能性構音障害(SSD)を改善するのに役立つ楽曲を集めた「Saylists」(“言う”リスト)を制作し、Apple Musicで公開しました。

    7,000万曲の歌詞をアルゴリズムで分析

    英BBCによれば、英国の子どもの12人に1人が何らかの機能性構音障害(はっきりとした原因が見当たらないにも関わらず言語音をうまくつくれない状態)経験しているとのことです。こうした障害を持つ子どもたちには、同じ言葉を繰り返す療法が有効であることが判明していますが、単に言葉を繰り返すだけでは飽きてしまいます。そこで作成されたのが今回の「Saylists」です。
     
    Apple Musicは7,000万曲にわたるトラックの歌詞をアルゴリズムで分析し、特定の繰り返しパターンを含む楽曲を選択していきました。結果、173の楽曲がWarner Musicによって選出され、言語セラピストのアナ・ビアバチ-スミス氏により、10個の“Saylist”が制作されました。
     
    「音楽の持つ力を信じている。音楽は人の人生をより良く変えることができる」と、Warner Music(英国)の最高経営責任者のトニー・ハーロウ氏はコメントしています。
     
    Apple Musicの”Saylist”は、3月25日からApple Music(英国)で公開されています。
     
     
    Source:Music Week, BBC via AppleInsider
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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