アプリを使って信号の色を視覚障害者に伝える仕組みが試用〜福岡で

信GO!

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専用アプリ『信GO‪!‬』と対応信号機で動作する、視覚障害者に信号の色を知らせる仕組みの試用が、福岡市内の4カ所の交差点で始まった、と西日本新聞が伝えています、

音声や振動で交差点に接近したことを通知

信GO‪!‬』は、高度化PICS機器が設置された交差点で、歩行者用信号の灯色を音声や、振動などで確認することができるスマートフォン向けのアプリケーションです。高度化PICSとは、警察庁が推進する「歩行者等支援情報通信システム」( Pedestrian Information and Communication Systems)の略称です。
 
アプリを立ち上げた状態で、高度化PICS機器が設置された交差点に接近すると、音声や振動で交差点に接近したことを通知できます。
 
アプリでは、「現在の信号の色」「青信号の残り時間」「青信号までの待ち時間」を確認することができます。
 
青延長機能に対応している交差点では、画面の長押し、対話形式による発話により、延長要求操作を行うことも可能となっています。

バッテリーの消耗が課題か

『信GO‪!‬』の説明書きには、本アプリケーションを起動すると、バックグラウンドにおいても、位置情報機能を使用して、高度化PICSの対象交差点が近くにないかを検索しているため、お使いのスマートフォンの電池の消耗が激しくなる場合がある、と記載されています。
 
実際にApp Storeにもバッテリーの消耗量について、次のレビューが投稿されています。
 

電池消費量
安心、安全な生活のアイテムなので、1日電池が持つような仕組みとなれば、さらに利便性が高まり、普及すると思う。

 
高度化PICS機器が設置された信号機は、警察庁が全国で普及を進めているとされており、今後設置箇所は増加していくとみられています。
 

 
 
Source:日本信号株式会社 via 西日本新聞
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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