ブラウザDuckDuckGo、「プライバシー成分表示」でGoogleを非難
プライバシー重視のブラウザDuckDuckGoは、App Storeで掲載が義務化されたプライバシーラベルを使って、「Google Chrome」と「Google アプリ」が取得するユーザー情報の量が多すぎるとGoogleを非難しました。
DuckDuckGoはユーザーに関連付けられたデータをまったく収集せず
App Storeのプライバシーラベルとは、アプリがどのようなユーザーデータを収集し、何に活用しているかを説明するもので、Appleは2020年12月から表示を義務化しています。
プライバシーラベルは、ユーザーがアプリから取得されるデータ内容を把握した上で、アプリ利用を行えるよう考案されたものですが、DuckDuckGoは自社ブラウザとGoogleの主要アプリのプライバシー成分表示を比べ、いかにDuckDuckGoが優れているかを示すためにラベルを使用しました。
After months of stalling, Google finally revealed how much personal data they collect in Chrome and the Google app. No wonder they wanted to hide it.
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Spying on users has nothing to do with building a great web browser or search engine. We would know (our app is both in one). pic.twitter.com/lJBbLTjMuu— DuckDuckGo (@DuckDuckGo) March 15, 2021
比較画像を見ると、DuckDuckGoはユーザーに関連付けられたデータをいっさい収集していないのがわかります。
ちなみに、「Google Chrome」は、以下のユーザーに関連付けられたデータを収集しています。
アナリティクス
- 位置情報
- ユーザーコンテンツ
- 閲覧履歴
- ID
- 使用状況データ
- 診断
- その他のデータ
製品のパーソナライズ
- 位置情報
- 閲覧履歴
- ID
- 使用状況データ
アプリの機能
- 財務情報
- 位置情報
- ユーザーコンテンツ
- 閲覧履歴
- ID
- 使用状況データ
- 診断
- その他のデータ
「Google アプリ」は、Chromeブラウザをさらに上回る数の項目のユーザーに関連付けられたデータを収集しています。
サードパーティー広告
- 位置情報
- 検索履歴
- 閲覧履歴
- 使用状況データ
デベロッパの広告またはマーケティング
- 位置情報
- 連絡先情報
- 検索履歴
- 閲覧履歴
- ID
- 使用状況データ
アナリティクス
- 位置情報
- 連絡先情報
- 連絡先
- ユーザーコンテンツ
- 検索履歴
- 閲覧履歴
- ID
- 使用状況データ
- 診断
- その他のデータ
製品のパーソナライズ
- 位置情報
- 連絡先情報
- ユーザーコンテンツ
- 検索履歴
- 閲覧履歴
- ID
- 使用状況データ
- 財務情報
- 位置情報
- 連絡先情報
- 連絡先
- ユーザーコンテンツ
- 検索履歴
- 閲覧履歴
- ID
- 使用状況データ
- 診断
- その他のデータ
Source:9to5Mac
(lexi)