2021年に5G通信対応スマートフォンの割合が40%以上に~IDCによるレポート

iPhone12の画像

iPhone12の画像
 
5G通信対応スマートフォンの普及の勢いは止まらず、2021年にはその割合が全体の40%に達する見通しです。また、5G通信対応スマートフォンの普及と需要の高まりにより、2021年のスマートフォン市場は前年同期比で5.5%の成長が見込まれています。

2021年に40%、2025年に69%に達する5G通信対応スマートフォンの割合

調査会社のIDCによると、全スマートフォン出荷台数に占める5G通信対応スマートフォンの割合は、2021年に40%以上に達するそうです。
 
全出荷台数に占める3G、4G、5G通信対応スマートフォンの割合と平均販売価格の画像
 
5G通信対応スマートフォンはその後さらに普及し、2025年には全体の69%を占めると予測されています。
 
高価格な5G通信対応スマートフォンの出荷台数増と全体に占める割合増に伴い平均販売価格(ASP)は上がる見通しで、IDCは2021年のASPを前回予測の349ドル(約37,871円)から363ドル(約39,388円)へと引き上げました。
 
ただし、5G通信対応スマートフォンのASPは、特に中国ベンダー間での競争が激化することで年々低下し、2020年の600ドル(約65,119円)超に対して2025年には404ドル(約43,837円)まで下がるとの予想です。

2021年は5.5%成長するスマートフォン市場

5G通信対応スマートフォンの需要増により市場全体が成長し、2021年第1四半期(1月~3月)は前年同期比で13.9%増、2021年通年では前年比5.5%増と予測されています。
 
また、2020年から2025年の年平均成長率は3.6%とIDCは予測しています。
 
中国とアメリカの2大市場は、2021年に前年比でそれぞれ6.0%と3.5%の成長が見込まれています。

 
 
Source:IDC via Gizmochina
(ハウザー)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

特集

目次