2020年第4四半期のスマートウォッチ市場はAppleが首位 さらにシェアを伸ばす

    Apple Watchの画像

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    2020年第4四半期(10月~12月)のスマートウォッチ市場は、Appleがシェアを拡大し、首位を維持することに成功しています。Apple Watch Series 6とApple Watch SEが好調であったとのことです。

    40%のシェアを獲得したApple

    2020年第4四半期のスマートウォッチ市場におけるAppleのシェアは、前年同期の34%から40%に増加しました。
     
    2020年第4四半期のスマートウォッチ市場のシェア
     
    Appleはこの四半期に1,290万台のApple Watchを出荷したとのことです。この好調さは、Apple Watch Series 6とApple Watch SEによるものとみられます。
     
    2位はSamsungで10%、3位はHuaweiで8%でした。
     
    2020年通年で見てもAppleは首位であり、前年比19%の成長を記録しています。
     
    2020年のスマートウォッチ出荷台数比較
     
    Huaweiはアメリカからの制裁にもかかわらず、2020年全体では出荷台数が前年比26%増となりました。

    より高価なスマートウォッチに市場がシフト

    また、Apple、Samsung、Garminといったハイエンドスマートウォッチを販売するベンダーが市場を支えているため、より高価なスマートウォッチに市場がシフトしているとのことです。
     
    2020年のスマートウォッチのプライスレンジ
     
    2019年に最大のセグメントであった101ドル(約10,949円)~200ドル(約21,681円)のスマートウォッチは2020年に7%ポイント縮小しましたが、より高価な301ドル(約32,629円)以上のセグメントは8%ポイント成長しました。301ドル以上のカテゴリーで70%以上の圧倒的なシェアをほこるAppleに大きく助けられた形です。
     
    今後2年~3年は各社のフラッグシップモデルが市場をリードし続けるため、スマートウォッチの平均販売価格は上昇し続けるとみられています。一方、3~4年のタイムフレームでは、OppoやRealmeのような低価格のプレーヤーが大きなシェアを獲得し、競争を激化させ、価格を下げていくとのことです。

     
     
    Source:Counterpoint via MacRumors
    (ハウザー)

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