2021年2月26日10:14公開 / 2021年2月26日10:42更新
読了まで 約 1分48秒
身につけているだけで発電するバッテリー技術が開発される スマートウォッチに最適?
スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスは便利なものですが、バッテリーサイズの制限から、頻繁に充電しなくてはならないのが面倒です。コロラド大学ボルダー校が開発した技術は、身につけているだけで発電する生体バッテリーであり、将来的にはウェアラブルデバイスの充電を不要にしてくれるかもしれません。
人が発する熱を利用して発電
この技術は、人が発する熱を利用し、熱電発電装置として体内の温度を電気に変換するものです。
皮膚の面積1平方センチメートル当たり約1ボルトのエネルギーを発生することが可能とのことで、既存のバッテリーよりも面積当たりの電圧は低いものの、フィットネスバンドや時計に供給する電力としては十分であるとされています。
自己修復が可能で伸縮性がある
この技術が優れているのは、破損した場合でも自己修復が可能であるという点です。破れが生じてしまっても、敗れた部分をつまみ合わせれば数分で元に戻るとのことです。
また、伸縮性がある点もウェアラブルデバイス向けとしては優れた特徴といえます。
さらに、リサイクル可能とのことで、従来のバッテリーに対してクリーンな代替品となりえます。
開発者は、このデバイスを利用した商品は5年から10年後には市場に出てくると考えているとのことです。
近い将来、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスは24時間身につけているだけで動作し続けるようになるのかもしれませんね。
Source:SciTechDaily via Gizmochina
(ハウザー)
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
iPhone Mania編集部ライター: hauser の記事一覧