スマホブランド各社、5G対応ミッドレンジ機の展開を加速

Xiaomi Mi 10 Lite

Xiaomi Mi 10 Lite
 
5Gスマホ市場は2021年に順調な成長が見込まれていますが、スマートフォンベンダー各社はミッドレンジ機に焦点を当て製品展開を行っていく、とスマホ業界情報に詳しい台湾メディアDigiTimesが伝えています。

大きな存在感を示すXiaomi

Xiaomi、Samsung、Vivo、Realmeなどを含めるスマホブランドは、製品ラインナップの調整を行っており、ミッドレンジ機をさらに押し出していく姿勢であるとのことです。
 
インド、南アメリカ、中東ではスマホ需要が回復し始めており、それらの市場で多くのブランドが新製品の展開を行っている、と報じられています。中でもXiaomiが高性能低価格のデバイスで大きな市場シェアを占めており、厳しい競争が予測されています。
 
Xiaomiは中国のすべての都市に最低1店舗の直営店をオープンさせることを目指しており、2021年には顧客と直接やり取りを行える専用アプリもリリースする予定です。

2020年にはスマホの出荷台数は8.8%減

DigiTimes Researchの調査によれば、2020年の全世界でのスマホ出荷台数は、新型コロナウイルスのパンデミックが影響し8.8%減となり、12億4,000万台となったとのことです。しかしながら、5Gスマホの出荷台数は伸びており、2019年の2,000万台から2020年は2億8,000万台〜3億台に跳ね上がっています。
 
2020年のスマホトップブランド6社は、市場シェアが高い順に、Samsung、Apple、Huawei、Oppo、Vivoとなっています。SamsungとHuaweiの出荷台数は2020年に10%以上下落しましたが、AppleとXiaomiはともに10%以上の出荷台数の伸びを記録しました。
 
 
Source:DigiTimes
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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