国民生活センター、フリマサイト等の転売ビジネスについて注意喚起

    国民生活センター ロゴ

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    独立行政法人の国民生活センターは2月10日、フリマサイト等での「転売ビジネス」に関連した相談が増加していると発表し、国民に注意を呼びかけました。

    転売ビジネスでトラブル

    転売ビジネス相談件数
     
    国民生活センターによると、転売ビジネス「サポート」を提供するという事業者と契約した人から、「説明通りには稼げなかった」「高額なサポート料を払ったのにサポートが無い」等の相談が全国で増加しています。
     
    2020年度は2020年12月31日までに1,256件の相談が寄せられており、前年同期の938件から約33%増加しています。なお、相談者の45%は20歳代となっています。
     
    スマホで気軽に物を売買できるフリマアプリの普及や、コロナ禍における収入減等から、自宅でできる副業として転売ビジネスの人気が上昇し、消費者を狙った悪質なサポートビジネスが横行している可能性があります。

    50万円を支払った事例も

    国民生活センター 転売ビジネス例
     
    国民生活センターが公表した実際の相談事例によると、相談者はネットビジネスについて検索し、副業として「フリマサイトを通じた転売ビジネス」を紹介する事業者のページにたどりつき、1万円のガイドブックを購入しています。
     
    その後、事業者から勧誘の電話があり、相談者は転売ビジネスのサポートを受ける50万円のコースを契約してしまいました。
     
    相談者は事業者のサポートに従いフリマサイトへ出品したものの、全く売れずに損失が拡大している状況です。
     
    なお、相談者はサポート契約時に事業者から「返金保証がある」と言われていたものの、実際に返金を申し込んだところ達成不可能な条件を提示され、返金保証の対象外であると言われてしまっています。

    国民生活センターの注意喚起

    国民生活センターは、消費者へのアドバイスとして以下の4点を掲載し、注意喚起を行っています。
     

    • ネット広告等のうまい話をうのみにしない
    • 転売ビジネスに高額な費用が必要といわれたら要注意
    • 「リスクなし」「必ず稼げる」わけではない。転売禁止品にも注意
    • トラブルにあった場合は、消費生活センター等に相談を

     
    なお、電話で「188(いやや)」番を発信すると、最寄りの消費生活センター等を案内してもらうことができます。
     
     
    Source:国民生活センター
    Photo:国民生活センター(PDF)
    (seng)

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    この記事を書いた人

    海外経験を活かし2020年からライターとして活動中。日々のお得情報から海外事件まで幅広くカバー。iPhone12 miniを愛用し、iPhone歴通算10年、Android通算5年程度。格安ガジェット好き。

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