Facebook、Appleの新プライバシー方針導入前に自前の警告を表示
Appleは今春から、新たなプライバシー機能「App Tracking Transparency(アプリケーションのトラッキング申告)」の導入を発表しましたが、Facebookはすでに自前のプライバシーに関する警告を表示している、と報じられています。
Appleは警告通知の例にFacebookを使用
Appleは1月末、「データプライバシーデー」に合わせて、プライバシー機能「App Tracking Transparency」の導入計画を明らかにしました。新バージョンのiOS14、iPadOS14、tvOS14で、アプリやWebサイトがユーザーを追跡する際にユーザーの許可が必要となります。
Appleがサンプルとして公開した機能のスクリーンショットでは、Appleの新プライバシー方針に対して散々文句を垂れていたFacebookを例とし、「アプリに行動追跡を許可するか否か」の警告が示されていました。
Facebookは自前の警告をすでに用意
FacebookはAppleに触発されたのか、新プライバシー機能導入前にすでに自前の警告を用意している、と米メディアCNBCに対して明らかにしました。
警告内容は次のとおりとなっています。
Facebookは、別のアプリや他社が所有するWebサイトでユーザーの追跡を行いたいです。これにより、Facebookはユーザーにより良い広告体験を提供することができます。
アプリに追跡を行わないよう頼む
追跡を許可する
その後、2段階目の許可画面が登場するようです。
Facebookに、アプリとWebサイトのアクティビティの把握を許可しますか?
よりパーソナライズされた広告を得ることができます
広告で顧客にリーチしようとするビジネスをサポートすることができます
より良い広告体験を提供するため、このデバイス上での今後の他のアプリとWebサイトでのアクティビティを把握するための許可が必要です。これにより、これまでよりも多くの情報が取得されるということはありません。
このデバイス上での追跡設定や、その他の関連設定をオフにした場合、どのように当社がアクティビティの取得に制限をかけるかについて学ぶことができます。