Appleの「通知表」、Macのスコアが上昇

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Appleを中心にテック企業の動向を伝える情報サイトSix Colorsが、Appleに詳しい記者、開発者などにAppleの各種製品やサービスについて評価を依頼、「通知表」としてまとめています。

全部で12項目、55人が1〜5で評価

Six Colorsのジェイソン・スネル氏は、今年で6年目となる「Appleの通知表」を公開しました。同氏はAppleに詳しい人々を選別、ハードウェア、ソフトウェア、サービスなど全部で12項目について、1から5のスコアで評価するよう依頼しています。同氏によると、全部で55人から回答が得られたとのことです。
 
以下の棒グラフは、回答の平均スコアを示しています。
 
2020-reportcard-averages-new
 
スネル氏はまた、昨年の通知表との比較もグラフ化しています。
 
Apple report card 2020

Macの評価が上昇

今年、そして昨年との比較の表を見ると、Macの評価が高まっていることがわかります。2015年からの推移でも、最もスコアが低かった2016年の2.6から、2017年は2.9、2018年は3.4、2019年は3.6と徐々にスコアを上げ、2020年には4.7と、12項目全体のなかで最も高スコアとなっています。
 
Apple report card 2020
 
評価に当たった人々のコメントを見ると、今年高い評価となった最大の要因はM1チップ搭載Macの登場のようです。

Apple TVは最低の評価に

一方で、最低の評価となってしまったのがApple TVです。しかも2015年の3.7の評価が最高で、以降は若干の上下はあれど、全体的に見ると下降傾向にあります。しかも2020年に12項目のなかで2点台なのはApple TVのみです。
 
「ハードウェアが更新されていない」「ハードウェアもtvOSもほとんど変わっていない」というのが、低評価の理由となっています。
 
Apple Score card 2020

ソフトウェア品質が改善されたと評価

昨年との比較で、Macに次いで成績の伸びがよかったのが「ソフトウェア品質」(前年比0.8プラス)です。
 
ソフトウェア品質の昨年のスコアは2.7で、2017年と並び非常に低い数字でした。ところが2020年は3.5と、過去最高の評価を獲得しています。
 
Apple Score card 2020
 
品質に関するコメントは様々ですが、それとは別に多くの評価者が、新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークを余儀なくされる中でも、Appleがソフトウェア・アップデートを配信し続けたことを高く評価しています。
 
 
Source:Six Colors via 9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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