年が明けてもiPhone12の勢いは衰えず〜投資銀行も上方修正の連続

AppleEvent iPhone12 ティム・クックCEO Apple イベント

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例年iPhoneの売上は年末商戦でピークを迎え、年が明けるとオフシーズンとなりますが、2021年は旺盛な需要がそのまま続くようです。2021年度第2四半期(1月〜3月:Apple独自の会計年度)は、前年同期比で49%増の大幅なiPhone出荷台数増加が見込まれています。

3カ月連続の上方修正

投資銀行Cowenは新たに公開したレポートで、2021年度第2四半期の生産台数予測を上方修正し、前回発表した5,100万台から400万台増の5,500万台としました。内訳はiPhone12シリーズの4モデルのうち、iPhone12が200万台増、iPhone12 Pro/Pro Maxがそれぞれ100万台増、iPhone12 miniがそのままとなります。
 
これでCowenは3カ月連続して出荷台数の上方修正を行っており、いかにiPhoneの需要が市場の想定を超えるペースかが分かります。
 
とりわけCowenが期待を寄せるのは、中国でのiPhone売上です。中国政府機関の中国信息通信研究院(CAICT)が公表したデータによると、12月だけでおよそ600万台のiPhoneが国内で販売されており、Appleにとってここ数年で最高の売上とシェア(20%)を記録したそうです。

まもなく発表される決算に注目

iPhoneの売れ行きが明確な数値として示されるのは、Apple1月27日(現地時間)に発表する2021年度第1四半期(2020年10月〜12月)の決算でしょう。Cowenは、第1四半期に前年同期比で13%増となる、7,900万台のiPhoneが販売されたと予測しています。
 
全体のうちでiPhone12シリーズが占める割合はこれまでよりも高くなる見通しで、前2年では平均して74%だった新iPhoneの割合が、iPhone12シリーズは82%になるとのことです。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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