Android 12で「App Pairs」が登場 分割画面がよりかんたんに利用可能

    Androidのスプリットスクリーン設定の画像

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    最近のAndroidでは2画面表示(分割画面)機能を使って、2つのアプリを同時に開くことができます。しかしながら、この機能を使うには煩雑な手順が必要でした。Android 12では「App Pairs」と呼ばれる機能でこれが改善されるようです。

    面倒な分割画面の利用

    従来のAndroidで分割画面を使うには、
     

    1. 1つ目のアプリを開く
    2. アプリ履歴を開き、1つ目のアプリの分割画面を有効にする
    3. 2つ目のアプリを開く

     
    という面倒な手順が必要でした。
     
    このため、Androidスマートフォンを製造する各社は、独自の分割画面機能を実装しています。たとえば、Microsoft Surface Duoでは「app groups」と呼ばれるアイデアが盛り込まれており、ワンタップで2つの特定のアプリを開くことができます。

    2つのアプリをグループ化する「App Pairs」

    Googleもこの問題に気付いているようで、Android 12では「App Pairs」と呼ばれる新しい機能が導入されるといわれています。
     
    これは、2つのアプリをグループ化して1つのタスクとして扱うためのものです。Microsoftの「app groups」とアイデアは近いかもしれません。
     
    2つのアプリをグループ化すると、アプリ履歴のなかで常にグループ化され画面が分割された状態になります。このため、別のアプリと切り替えて使うことがかんたんです。
     
    Android12にはほかにも、Wi-Fiパスワードの転送手順の簡略化、サードパーティーアプリストアの利用の簡便化などが行われるといわれています。
     
     
    Source:9to5Google
    (ハウザー)

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    この記事を書いた人

    本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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