ベルキンがポータブルワイヤレス充電器をリコール、火災発生の危険性


 
Belkin(ベルキン)は、Apple Storeなどで販売していたワイヤレス充電機能付きモバイルバッテリーに、火災や感電の危険が生じる可能性があるとして自主回収(リコール)を開始しました。購入者は全額の返金を受けることができます。

電源ユニットの欠陥による火災の危険性

ベルキンリコールを発表したのは、「Belkin ポータブルワイヤレス充電器+スタンドスペシャルエディション」(WIZ003)で、2020年7月から10月の期間、Apple Store、Appleオンラインストア、Belkin製品取扱店で販売されていました。
 
最大10ワット出力のワイヤレス充電機能を持ち、容量10,000mAhという同製品についてベルキンは、電源ユニットの製造上の欠陥により、充電器が誤作動して過熱し、火災や感電の危険が生じる可能性がある、と発表しています。
 
現時点において、負傷や物的損害の事例は確認されていないとのことです。また、対象製品以外のベルキン製品はリコールの対象となっていません。

すぐに使用中止し電源を切り、ベルキンに連絡を

ベルキンは、同製品を購入した方に対して、すぐに使用を中止し、電源を切るよう呼びかけています。また、詳細な回収手続きと払い戻しについて、同社まで問い合わせるよう案内しています。
 
リコールの対象となる製品は、バッテリーパックに記載されたシリアル番号で確認することができます。リコール対象品のシリアル番号は以下のとおりです。
 

  • 35B01DO6029400-35B01DO6033704
  • 35B01DO5010350-35B01DO5014350
  • 35B01DO6016560-35B01DO6020560
  • 35B01DO5014500-35B01DO5020003
  • 35B01DO6010001-35B01DO6010500
  • 35B01DO6010501-35B01DO6015500

 
ベルキンは迅速な回収手続きのために、製品の写真や購入時の領収書をアップロードできる、リコール受付用Webフォーム(本稿執筆時点では英語版のみ)を公開しています。
 
 
Source:Belkin 日本語(PDF), 英語 via The Verge
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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