Huawei、2021年はクラウドコンピューティングに焦点〜創業者の任正非氏が示唆

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    米国の制裁により5Gとスマートフォン事業が封じ込められているHuaweiですが、創業者の任正非氏がクラウドコンピューティングを優先事業として見据えていることが明らかになりました。

    AlibabaやAmazonの軌跡をたどることはできない

    昨年11月に社内で行われたスピーチの内容が新年が始まる2日前に従業員フォーラムで共有され、任氏がクラウドサービスをHuaweiの強みとして捉えており、ブレイクスルーが必要だと見ていることがわかりました。
     
    「単純にAlibabaやAmazonの軌跡をたどることは不可能だろう。彼らは米国株式市場の無尽蔵の資金へのアクセスがある。(中略)当社の戦略が大胆すぎて、戦闘力を失いかねないような場合には、最前線から一歩引く必要がある」

    AmazonとMicrosoftの成功から学ぶべき

    South China Morning Postによれば、Huawei創業者の任氏は、AmazonとMicrosoftの成功から学ぶべきと主張しているとのことです。両社共に、IaaS(Infrastructure as a Service )とPaaS(Platform as a Service)に焦点を当てており、グローバル規模でクラウドサービスを運営しています。
     
    IaaS(イアース)では、コンピュータシステムを構築および稼動させるための基盤(仮想マシンやネットワークなどのインフラ)そのものを、インターネット経由のサービスとして提供し、PaaS(パース)では、ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供します。
     
    Huaweiは、すでに中国本土ではAlibabaとTencentと並ぶIaaS市場の主要プレーヤーとなっています。「主要産業の大企業をクラウドサービスのクライアントにしていく必要がある」とHuaweiの任氏は述べたとされています。
     
     
    Source:South China Morning Post
    Photo:Huawei
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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