iOSデバイスを複数ユーザーで共有可能になる?Appleが関連特許取得

ios11 パスコード

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AppleはSecure Enclaveを活用し、複数ユーザーがそれぞれ別のアカウントを設定し、iPhoneやiPadを共有できるようにする方法を模索しているようです。米国特許商標庁が認可したAppleの特許から明らかになりました。

Macではすでに複数アカウントが設定可能

Macではすでに、複数のユーザーが個別にアカウントを設定し、ほかのユーザーのファイルや設定にアクセスすることなくログインすることが可能です。
 
Appleの新しい特許は、Macだけでなく、iPhoneやiPadにおいても複数のアカウントを設定し、それぞれに紐付けたパスコードや指紋などを保管できるようにする、というものです。

Secure Enclaveを利用か

Appleはこれを実現するために「システムプロセッサとは別のプロセッシングシステム」を使うとし、T2チップの名前は挙げていませんが「Secure Enclave Processor(SEP)」を含む可能性がある、と記しています。このSEPが、どのユーザーがどのアカウントにアクセスできるかを管理する役割を担うようです。

 
ちなみにAppleの説明によれば、Secure Enclaveとは「メインプロセッサから隔離されたハードウェアベース鍵管理機能を含む安全なコプロセッサで、セキュリティ層を追加するものです。Secure Enclaveは特定のバージョンのiPhone、iPad、Mac、Apple TV、Apple Watch、およびHomePodに備わるハードウェア機能」で、iPhoneではiPhone5s以降、iPadはiPad Air以降に搭載されています。

 
 
Source:USPTO via AppleInsider,Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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