世界スマホ販売台数、XiaomiがAppleを抜いて3位に
2020年第3四半期(7月〜9月)における世界スマートフォン販売台数は、前年同期比で5.7%減となりました。またベンダー別ではXiaomiがAppleを抜き、3位に浮上しています。
第3四半期の販売台数はやや回復
調査会社Gartnerの調べによると、2020年第3四半期における、スマートフォンのエンドユーザー向け販売台数は3億6,600万台で、前年同期と比べ5.7%減少しました。スマホを含む携帯電話全体の販売台数は4億10万台で、前年同期比8.7%減でした。
第1四半期(1月〜3月)、第2四半期(4月〜6月)と、2四半期連続で対前年同期比20%の減少を記録した世界スマートフォン販売台数ですが、第3四半期でようやく回復の兆しが見えてきたようです。しかし複数のベンダーが5G対応スマホを発売したにも関わらず、2019年の同時期と比べれば販売台数は低迷している、とGartnerは記しています。
Xiaomiが3位へ躍進
ベンダー別に見ると、販売台数トップはSamsungで、22%のシェアを獲得しました。そして2019年第3四半期には4位だったXiaomiが4,440万台の販売台数を記録、Appleを抜いて初めて3位に躍り出ました。
上位5ベンダー中、2020年第3四半期に対前年比で販売台数増を記録したのはSamsungとXiaomiのみです。特にXiaomiは34.9%増と、大幅な伸びを達成しています。これは米政府による規制に苦しむHuaweiが失ったシェアを得たことと、中国において売上が堅調だったためとGartnerは見ています。
iPhone12シリーズの発売遅延が影響
Appleが対前年同期比で0.6%減とわずかに販売台数を落としたのは、例年第3四半期に発売している新型iPhoneの発売時期を第4四半期へと遅らせたのが理由と考えられています。
Source:Gartner
Photo:Pixabay
(lunatic)