世界スマホ出荷台数、5G需要によりホリデイシーズンに回復見込み〜IDC

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ホリデイシーズンを含む2020年第4四半期(10月〜12月)の世界スマートフォン出荷台数は、5G対応スマホ需要の堅調な伸びを受けて回復する見通しです。

コロナ禍で家電への支出が増える

調査会社IDCの調べによると、2020年第4四半期のスマホ出荷台数は前年同期比2.4%増となる見通しです。同社はまたその1年後となる2021年4四半期についても、対前年同期比で4.4%増になると予測しています。
 
新型コロナウイルスの影響で経済が鈍化したこともあり、2020年第3四半期(7月〜9月)の世界スマホ出荷台数は大きく減退すると考えられていました。
 
ところが旅行や外食といった娯楽の機会を失った消費者が家電製品に投じる額が増えたこと、また5Gスマホへの関心が予想以上に高かったことが奏功し、第3四半期のスマホ出荷台数は大方の予想を上回るものでした。

2020年は5Gスマホが全体の10%に

IDCはホリデイシーズンを含む第4四半期、そして2021年もスマホ需要は堅調に伸びると見ており、2024年までの5年間での年平均成長率(CAGR)は1.3%と予測しています。
 
IDCは世界全体での5G対応スマホの出荷台数について、2020年はスマホ出荷数全体の約10%に達し、2024年には29%を占めるようになると見ています。
 
IDC

 
 
Source:IDC
Photo:Christoph Scholz/Flickr
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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