iOS14.3ベータ1でAirTagsの使い方に関する記述が見つかる

AirTags コンセプト

AirTags コンセプト
 
Appleが現地時間11月12日に開発者向けにリリースしたiOS14.3ベータ1に、以前から同社が開発中と噂のある紛失防止タグAirTagsに関連する新たな記述が含まれていることが分かりました。

AirTagsに関連する新たな動画と画像

米メディア9to5Macによると、iOS14.3ベータ1のファイルには、AirTagsの設定プロセスをユーザーに説明するための新しい動画と画像が含まれていたそうです。ファイルには、今年初めに流出したiOS14社内用ビルド内で見つかった動画と画像もありました。つまりiOS14.3ベータ1において、新しいAirTags関連の動画と画像が追加されたことになります。
 
またiOS14.3ベータの「探す」アプリに「Hawkeye」(コード名)と名付けられた新しいセクションがあり、Appleが世界開発者会議(WWDC 2020)で約束したとおり、AirTagsだけでなく、Tileのようなサードパーティーの紛失防止アクセサリーに対応するとの記述があった、と9to5Macは説明しています。

AirTagsはオフライン時でも追跡可能

なお「探す」アプリには、紛失防止タグの設定方法、バッグやスーツケース、キーホルダーなどに取り付ける方法、「探す」ネットワークを使って追跡する方法が記されているとのことです。
 
「探す」アプリに登録されたAirTagsとその他の追跡アクセサリーはBluetooth接続により、オフライン時でも追跡可能であることがコードからわかったとも、9to5Macは伝えています。
 
ユーザーはAirTagsをApple IDに紐付けることになるため、他人がAirTagsを拾ったとしても別のApple IDに紐づけて使用することはできません。またAppleは、他人のAirTagsを拾った場合、スキャンするだけでその持ち主がわかる仕組みも提供するようです。

 
 
Source:9to5Mac
Photo:あおいカニ
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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