HomePodの音質評価、6スピーカー中最下位に〜DXOMark

    HomePodカラー

    HomePodカラー
     
    スマートフォンカメラのベンチマーク評価で知られるDXOMarkが、新たにスピーカー(特にワイヤレススピーカー)の音質評価を開始すると発表しました。

    12スピーカーを2グループに分けて評価

    DXOMarkは初のスピーカー評価を行うにあたり、11ブランドが提供する12のスピーカーを対象として選出しました。販売地域も多岐に渡るよう考慮しており、たとえばXiaomi XiaoAI、Baidu Xiaodu Smart Speaker、TMall Genie X5はアジア地域でのみ販売、Yandex Stationは主にロシアで販売されているモデルです。
     
    さらに12モデルを販売価格で2つに分けました。200ユーロ(約25,000円)未満のグループを「エッセンシャル」、200ユーロ〜499ユーロ(約61,000円)のグループを「アドバンスド」とし、それぞれ評価しました(近く499ユーロ超えの「プレミアム」グループも追加予定とのこと)。価格は発売時のメーカーによる希望小売価格がもとになっています。
     
    ただし価格でグループ分けされているものの、評価指標はまったく同じです。

    HomePodの総合スコアはアドバンスド中最下位に

    DXOMarkは料理中、バスルーム、休憩中、パーティー、寝室、集まり、テレビ視聴、アウトドアの8つの場面で各スピーカーの音質を評価しました。いずれの場面でも高評価を勝ち取ったのは、Harman Kardon Citation 200とGoogle Home Maxでした。
     
    AppleのHomePodはキッチンで料理をしている場面では、優れたアルゴリズムにより、最も音が聴きやすかったと評価されています。
     
    しかしHomePodの総合スコアは113で、「アドバンスド」グループ6スピーカー中最下位でした。特に評価が低かったのがアーチファクト(雑音)です。
     
    価格の安い「エッセンシャル」グループでも、Amazon Echo Studioの総合スコアはHomePodのスコアを上回っています。
     
    A_GB_tableau-dxomark-Embargo5Nov2020-2-1024x244
     
    table-advanced-HomePod-EN-1024x244

     
     
    Source:DXOMark via Gizmochina
    (lunatic)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次