Googleマップ、コロナ禍で混雑する時間帯をどのように把握しているかを説明

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    Googleマップには、混雑する時間帯、待ち時間や現在の混雑状況を教えてくれる機能がありますが、特にソーシャルディスタンスを保つことが求められるコロナ禍での有用性が高まっています。どのようにデータを非公開かつ安全に保ちながら混雑度が算出されているのでしょうか?

    最も混雑する曜日と時間を把握し、現在状況と比較

    Google Japanは公式ブログで、混雑度のインサイトがどのように割り出されるかを以下のように記しています。
     

    混雑度のインサイトは、Googleアカウントでロケーション履歴を有効にしているユーザーから集計した匿名データをもとに割り出されます。(中略)最も混雑する時間帯を基準として、その時間帯に比例するようにその他の曜日の混雑度が表示されます。

     
    例えば近所に美味しい自家製アイスクリーム店がある場合、Googleのシステムは最も混雑している曜日と時間帯を把握します。もし仮にそれが土曜日の午後4時である場合、その曜日と時間のパラメータもとに混雑時間を設定し、店を訪れる際の混雑度を示してくれます。
     
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    新型コロナウイルス対策

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止対策が行われる中で、営業時間の短縮や営業自粛が広がっており、混雑度の把握が難しくなっています。
     
    Googleはシステムをより機敏にするため、「過去4〜6週間の最新データを優先させ、混雑する時間や現在の混雑状況の変化にすばやく対応している」と述べています。
     
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    プライバシーについて

    Googleは、「混雑度の算出において、プライバシーは最重要事項である」としており、「差分プライバシーと呼ばれる高度な統計手法を使用して、混雑状況データの匿名性を保っている」と説明しています。
     
    「ロケーション履歴データセットに人為的に“ノイズ”を追加して、個人を特定することなく混雑度のインサイトを生成することもできる」と差分プライバシーの手法の1つが紹介されています。
     
     
    Source:Google Japan
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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