Apple、形状記憶合金を使ったハプティクスをApple Watchに採用か
形状記憶合金(SMA)を使った新たなハプティクス実装方法が記載された特許をAppleが取得したことがわかりました。ハプティクスの小型化につながる可能性が指摘されています。
Apple Watchがさらに小型に?
Appleの「ワイヤレス充電とハプティクス出力のためのコイルを搭載した電子デバイス(Electronic Device with Coil for Wireless Charging and Haptic Outputs)」と名付けられた特許には、形状記憶合金とその復元メカニズムを活用した新たなハプティクスの実装方法が記されています。
特許のハプティクスデバイスには、処理ユニットにより送られたシグナルに反応し動作する、形状記憶合金素材がアクチュエーションのための部材として含まれています。
形状記憶合金は、変態点以上の温度では、変形を受けてもすぐさま元の形状を回復する性質を持ち、この変形範囲(弾性)が鋼などを使う通常のばね等に比べてはるかに広いのが特徴です。
形状記憶合金素材の例として、銅合金(銅アルミニッケルなど)、ニッケル合金(ニッケルチタン合金など)、亜鉛系合金(銅亜鉛アルミニウムなど)、コバルト合金(コバルトニッケルガリウム合金など)、銀合金(銀カドミウムなど)、チタン合金(ニオブチタン合金など)、金合金(金カドミウムなど)、鉄合金、そしてその他の合金素材が挙げられています。
Source:Apple/USPTO via Patently Apple
(lexi)