iPadの2020年出荷台数、前年比+20%超の大幅増か〜新型コロナ影響

iPad Air 4 Apple

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行でリモートワークが増えたことにより、iPadの出荷台数が前年比で大幅に伸びる見通しです。

リモートワークや新iPad Airが伸びを牽引

サプライヤー情報に詳しいニュースサイトDigiTimesによると、2020年通年のiPad出荷台数は当初の予想を大きく上回る5,000万台以上の出荷となり、昨年比で20%以上の増加が見込めるそうです。以前の予想では、前年比8%増の4,510万台でした。調査企業IDCによると、iPadは2019年も前年比で15.2%の伸びを示しており、2年連続で大幅な躍進が期待できることになります。
 
2020年に飛躍的な伸びを示した理由は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるリモートワークへの切り替えが後押ししたと考えられています。とりわけ10.9インチのiPad Air(第4世代)と10.2インチのiPad(第8世代)の好調な売れ行きが期待されており、サプライチェーンもピークとなる11月に向けて量産のペースを上げているそうです。このうちiPadのタッチパネル生産を請け負うGISは、2021年前半に月間50万台のユニットを増産できる設備を中国国内で整える見通しです。
 
DigiTimesによれば、この2モデルだけで9月〜11月にかけて600万台が出荷される見込みです。タブレット市場でシェア5位につけるLenovoの2019年出荷台数が880万台だったことを思うと、いかにiPadが消費者から歓迎されているかが分かるというものでしょう。

iPhone12と同タイミングでの予約&発売か

9月の新作発表会でiPad Air(第4世代)は「10月に登場」と紹介されたものの、iPhone12シリーズのイベント前に発売されることはありませんでした。
 
ただし10月1日の時点で販促素材がApple Storeに到着しているとの報告が出ていることから、iPhone12シリーズと同じタイミングでの予約&出荷開始となることが予想されています。iPhone12シリーズは予約開始が10月16日、発売日が10月23日になる見通しです(4モデルのうちiPhone12 miniとiPhone12 Pro Maxは予約開始&発売が11月になる可能性もあり)。
 
 
Source:DigiTimes via MacRumors
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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