轢き逃げ犯、ワイパーに被害者のiPhoneが挟まり位置特定され逮捕

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    轢き逃げ事故を起こした犯人が、偶然手にした被害者のiPhoneをゴミ箱に捨ててしまったために、「iPhoneを探す」で位置情報を特定され逮捕される事件が米国で発生しました。

    ゴミ箱に捨てたのが運の尽き

    米ウィスコンシン州に位置する人口2万人弱の町ミドルトンで8月、轢き逃げ事件が発生しました。犬を散歩中だった64歳の女性が被害に遭い、女性は頭を怪我し骨折、犬は死亡しました。しかし、この痛ましい事件の犯人はあっけなく逮捕されることになります。事故の際に女性が失くしたiPhoneから、犯人の素性が判明したのです。
     
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    被害者の娘が「探す」アプリで母親のiPhoneを探したところ、所在地が車の修理ショップを示していました。犯人が事故を起こした車を修理に出していたのです。すぐに車から足がつき、犯人はあえなく逮捕となりました。しかしiPhoneを盗んだわけでもないのに、なぜ修理ショップに被害者の端末があったのでしょうか。
     
    犯人は取り調べに対し、修理に持っていった際にiPhoneがフロントガラスとワイパーの間に挟まっていたことに気づいたと供述しました。深く考えず、店のゴミ箱にそのまま捨ててしまったそうです。偶然フロントガラスとワイパーの間にiPhoneが挟まったことといい、悪いことはできないものです。

    「iPhoneを探す」の設定方法

    iOS13以降、「iPhoneを探す」と「友達を探す」が一体化し、「探す」アプリとして提供されています。
     
    アプリでiPhoneの位置を発信できるようにするには、「設定」>「自分の名前」>「探す」>「iPhoneを探す」でトグルをオンにします。友人や家族に自分の居場所を知らせたい場合は、「位置情報を共有」を有効にしておきます。また紛失したiPhoneを地図上で探す場合は、「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」で、位置情報サービスを有効にしておく必要があります。
     
    ちなみに、もし今回犯人が用心深くiPhoneの電源を切っていたとしても、「iPhoneを探す」のうち「オフラインのデバイスを探す」を有効にし「最後の位置情報を送信」をオンにしておけば大丈夫です。
     
     
    Source:State Journal via AppleInsider,Apple
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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