新型コロナによる“巣ごもり消費”でアプリ課金や利用時間が増加

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    調査企業App Annie独自の統計によって、2020年第3四半期(7月〜9月)のアプリ消費が前年同期比で20%上昇したことが分かりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による“巣ごもり消費”が影響したと考えられています。

    アプリ利用時間の伸びも顕著

    ドナルド・トランプ米大統領が感染するなど、なかなか収束する兆しが見られない新型コロナウイルスですが、少なからずアプリ市場は恩恵を受けているようです。2020年第3四半期においてアプリは総計330億回ダウンロードされ、購入や課金の総額は280億ドル(約2兆9,680億円)を記録しました。
     
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    理由は、感染拡大を抑制するためのソーシャルディスタンス政策が世界各地で採られたことによって、自宅でアプリを利用する期間が増えたことによるものだと考えられています。事実、6月〜8月はいずれの月もアプリの使用時間が総計1,800億時間を突破しており、前年比では25%増となりました。

    課金額が多かった市場は米国と日本

    ストア別に見ると、Google Playでのダウンロード数は約250億回で前年同期比10%増なのに対し、App Storeは90億回弱で前年同期比20%増となり、iOS製品でのダウンロードの伸びが顕著であることも分かりました。また非ゲームアプリがダウンロード全体に占める割合は、Google Playの55%に対し、App Storeでは70%でした。
     
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    購入や課金額では、App Storeが20%増の180億ドル(約1兆9,000億円)、Google Playが35%増の100億ドル(約1兆600億円)となりました。課金額が多かった市場は米国と日本でした。先行するSensor Towerの調査ともども独自調査であるため、調査会社によって細かな数値は異なりますが、いずれの調査でも前年に比べて両ストアのダウンロードが大きく伸びたことには変わりありません。
     
     
    Source:TechCrunch via MacRumors
    (kihachi)

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