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2020年10月7日 23時21分

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ロシアで大手音楽会社がAppleを提訴〜海賊版アプリが野放しで不利益

App Store


 
ロシア国内向けのApp Storeで海賊版の楽曲を配信しているアプリが掲載されたままだとして、大手音楽会社がAppleに対して訴訟を起こしました。

海賊版撲滅を目指す法律がきっかけ

Appleを訴えたのは、Sony Music Entertainment、Universal Music、SBA Music(Warnerの子会社)の音楽会社3社で、いずれも各社が権利を保有している楽曲を無料で視聴できるアプリがロシア版App Storeに掲載されていることを問題視しています。
 
ロシアは10月1日、海賊版コンテンツを配信するアプリを早急にストアから一掃するようプラットフォームに迫る法律を、ウラジミール・プーチン大統領の署名つきで可決しています。デベロッパーとストアを取り締まることで海賊版の拡散を抑制するのが狙いで、仮にアプリを取り下げない場合は、AppleやGoogleがロシアのインターネット・プロバイダーから締め出されることになります。
 
Sony Musicら3社は訴状で、未だに3つの違法コンテンツ配信アプリがApp Storeに掲載されていると指摘、広告やサブスクリプションで不正に利益を得ていると主張しました。しかも、このうちの一つ「Music Player and Downloader」のサブスクリプションプランは、正規のSpotifyよりも月額料金が高いことも分かっています。

わざわざ訴えなくとも良かった?

今回の法律は乱暴ではありますが、海賊版アプリを一掃するうえで有効な一手であることは論を俟たないでしょう。海賊版の撲滅運動を行う団体AZAPIも、将来的にはApp Storeだけでなく(より違法アプリが多い)Google Playにも用いられることになるだろう、と法律の適用に前向きな姿勢を示しています。
 
ただし一方では、App Storeから海賊版アプリを排除することを目的とするのなら、音楽会社はAppleにDMCA(デジタルミレニアム著作権法)の侵害申請をすれば済むのではないか、との指摘もあります。つまりアプリを削除したかったのなら、この法律が施行される前にもAppleに訴える方法はあったというわけです。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)

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