iPhoneとiPadにもNano-textureガラス搭載を検討か〜関連特許取得

 
Appleは将来的に、Pro Display XDRのスクリーンに採用されている低反射ガラス、「Nano-textureガラス」をiPhoneやiPadにも搭載することを検討しているかもしれません。同社が関連特許を取得したことが、米国特許商標庁（USPTO）が現地時間2020年9月24日に公開した情報から明らかになりました。

Nano-textureガラスとは

Pro Display XDRディスプレイと新型27インチiMacで選択可能なNano-textureガラスには、微細な模様がナノメートルレベルでガラスに彫り込まれています。
 
Nano-textureガラスを採用したディスプレイの反射率は極めて低く、コントラストを保ちながら映り込みを最小限度に抑えています。

多数のデバイスへの搭載を想定

 
今回取得した特許には、Nano-textureガラスを製造するためのエッチング処理方法が詳しく記載されています。
 
特許名「テクスチャ加工がなされたエンクロージャー・コンポーネントにおける反射防止処理」を用いた製品の搭載例には、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、ウェアラブルデバイスなどが想定されています。
 
特許を取得したとしても必ずしも製品にそれが反映されるわけではありませんが、当初はPro Display XDRディスプレイだけだったのが新型27インチiMacに拡大されたように、将来的には他のApple製品にもNano-textureガラスが採用されるかもしれません。
 
 
Source:USPTO via AppleInsider
Photo:Technizo Concept/YouTube
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