Oracle、TikTokの買収交渉に参加
ビジネス用途に特化したソフトウェア会社Oracleが、人気動画共有アプリTikTokの買収交渉に参加した、と米CNBCが伝えています。
OracleのTikTok買収は不自然?
Oracleは、データベース管理システム(DBMS)を中心とした企業向けソフトウェアの開発、販売を行っており、2019年にMicrosoftに次ぐ世界第2位の企業へと成長しています。
多数の買収によりソフトウェア市場でのシェアを高めるのが同社の手法として知られていますが、TikTokは通常業務からあまりにもかけ離れたアプリではないかとの指摘もあります。
CNBCいわく、理論上はTikTokの顧客情報をOracleのマーケティング製品に活かすことは可能とのことです。
すでに株式を所有するベンチャーキャピタル企業と協力
CNBCによれば、OracleはすでにTikTokの株式を所有するベンチャーキャピタル企業と手を組んでいるとのことです。
CNBCの報道の中ではどの企業かは触れられていませんが、英Financial Timesは、General AtlanticとSequoia CapitalがTikTokの米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド事業の買収に向けて動いていると報じています。
ドナルド・トランプ米大統領は、米企業によるTikTokの買収期限を90日間に延長する大統領令に先日署名したばかりです。
大統領令には、「(TikTok運営の)ByteDanceがアメリカ合衆国の安全保障上の脅威となり得る明確な証拠がある」と記されています。
Source:CNBC, Financial Times via AppleInsider
Photo:Peter Kaminski/Flickr
(lexi)