Apple、英国の実店舗のリース契約を延長する代わりに賃料の50%引き下げを要求
Appleは、英国にある38店舗のオーナーに対して賃料の50%引き下げを要求し、それに伴いレントフリー期間を設けるよう依頼していると報じられています。その見返りとして、同社はリース契約を数年延長するプランを用意しています。
Apple、他の小売店と同様に賃料の引き下げを要求
この動きは、英国のApple Storeのオーナー間に動揺をもたらしていますが、多くの店舗のリース契約はまだ数年残っている為、今直ぐに決断を迫られるわけではありません。オーナーは、Appleの提案を受け入れる義務はありませんが、拒否した場合、どうなるのかは明らかになっていません。
Appleは、新型コロナウイルス感染拡大により、賃料の一部免除を受けた他の小売店と同等の処遇を望んでおり、賃料の引き下げを押し進めています。しかし、他の小売店とは異なり、同社製品の需要は高まっており、第3四半期(4月〜6月)の売上高としては、過去最高となる597億ドル(約6兆4,035億円)を達成しました。
Apple Storeは収益性が非常に高く、モールや近隣地域の経済活性化にも大いに貢献しています。その為、多くのオーナーがAppleと出来るだけ長い期間テナント契約を結べるよう尽力しています。
他の小売店が売上減少に応じて賃料の引き下げを要求する事は理にかなっていますが、Appleは第3四半期(4月〜6月)の売上高で過去最高を達成したばかりの為、賃料の引き下げを求めるのは少し不公平であるように見えます。
Source:iPhone Hacks
(m7000)