Apple、AmazonだけでなくBaiduも優遇していた

下院 Twitter

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Google、Amazon、Facebook、Apple(通称GAFA)の最高経営責任者(CEO)が証人として出席した米連邦議会下院司法委員会の反トラスト小委員会公聴会では、さまざまな証拠が提出されました。
 
そのうちの1通のメールから、Appleがアプリの審査において、中国Baiduを優遇していた事実が明らかになりました。

Baiduのアプリ審査プロセスをスピードアップ

下院司法委員会がTwitterで公開したメールからは、AppleBaiduに対し、Baiduのアプリについては、App Storeでのアプリ審査プロセスをスピードアップさせる「APP Review Fast Track」を設定できる、とオファーしていたことがわかります。
 
さらに「Baidu向けに担当者を2人指名し、彼らがApple側から支援できるようにする」とも述べています。
 
このメールはBloombergのマーク・ガーマン記者が指摘する通り、Appleがアプリ開発者を公平に扱ってはいないことを示しています。
 


 
公聴会では、AppleがAmazonのプライム・ビデオのサブスクリプション手数料を、ほかのアプリのように初年度30%、次年度から15%ではなく、初年度から15%に設定していることも明らかになっています。

 
 
Source:Mark Garman/Twitter
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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