Apple、セキュリティ研究者に特別なiPhoneを提供するプログラムを開始

Apple Security Research Device Program

Apple Security Research Device Program
 
Appleは、iPhoneの安全性向上を目的に、セキュリティ研究者に特別仕様のiPhoneを提供するプログラム「Apple Security Research Device Program」を開始しました。

研究者向けに特別なiPhoneを提供

Appleが開始した「Apple Security Research Device Program」は、約1年前にForbesが報じていたとおり、通常のiPhoneではアクセスすることのできないシステムの深い部分にもアクセス可能なiPhoneを提供する、セキュリティ研究者向けのプログラムです。
 
Apple Security Research Device Program
 
Appleが提供するiPhoneは研究者に貸与され、セキュリティ研究のために使用できますが、所有権はAppleが持ちます。プログラムへの参加は1年単位で更新されます。
 
ただし、用意されるiPhoneは数に限りがあるため、希望者の全員がプログラムに参加できるわけではありません。

バグ発見で最大1億6,000万円の報奨金の対象に

セキュリティ上の問題点を発見し、Appleに報告した研究者は、Appleに報告すると、最大で150万ドル(約1億6,000万円)のバグ発見報奨金の対象となります。
 
AppleはWebサイトでプログラムへの参加申し込みの受付を開始しています。申し込みには、Apple Developer Programのメンバーであることなどの条件があります。
 
 
Source:Apple via 9to5Mac
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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