中国OPPO、125Wで4,000mAhのバッテリーを20分で充電できる技術を開発

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世界で5番目に大きいスマホメーカーである中国OPPOは、スマホを20分間で充電できる新たな技術を開発した、と発表しました。

10個の追加の温度センサーを搭載

OPPOの開発した125Wで4,000 mAhのバッテリーを20分間で充電できる新技術を用いると、5分間で41%まで充電が完了するとのことです。
 
急速充電の安全性確保のため、システムには10個の追加の温度センサーが埋め込まれており、過電圧保護回路も備え付けられています。

いったいどのくらい速いのか

4,000mAhのバッテリーを20分で充電できるのがどのくらい速いのでしょうか。PhoneArenaが過去に行った充電速度実験では、4,000mAhのバッテリーを持つSamsung Galaxy S20を25Wの充電器で充電したとき、完了までに1時間6分かかりました。3,046mAhのバッテリーのiPhone11 Proは、18Wの充電器で充電完了まで1時間42分の時間を要しました。
 
YouTuberのマシュー・モニズ氏の実験では、iPhone11 Proは18Wの充電器で1時間35分、4,000mAhのバッテリーのOnePlus 7は、1時間20分かかっています。

スマホに実装される可能性は?

OPPOが今回発表した新たな急速充電技術を実際にスマホに搭載するか否かは定かでありません。
 
しかしながら、米メディアThe Verge以前行った検証では、4,000mAhのバッテリーを持つOPPOのReno Aceはわずか31分で充電が完了しているため、20分という数字は決して夢物語ではないと言えます。
 
Counterpoint ResearchとGartnerのデータによると、OPPOは2020年上半期、Samsung、Huawei、Apple、Xiaomiに次いで世界で5番目にシェアの高いスマホベンダーであったことがわかっています。
 
 
Source:Business Insider via PhoneArena, Matthew Moniz/YouTube, The Verge
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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