iPhoneがテーマのスティーブン・キング短編、Netflixで映画化

スティーヴン・キング iphone

スティーヴン・キング iphone
 
スティーヴン・キング氏原作の小説「Mr. Harrigan’s Phone(ハリガン氏の携帯)」が、Netflixで映画化されることが分かりました。

遺されたiPhoneが鍵

映画化予定の「Mr.Harrigan’s Phone」は、4月に発売されたスティーヴン・キング氏の新作となる中編小説集「 If It Bleeds(もし血を流すなら)」に収められた一編です。タイトルから想像できる通り、登場人物であるハリガンのスマートフォンが鍵となる物語ですが、用いられるのが他でもないiPhoneなのです。
 
小さな町に住む主人公の少年は、隣人にして年老いた億万長者であるハリガンとiPhoneを通して仲良くなります。程なくしてハリガンは亡くなりますが、一緒に埋葬されたiPhoneに遺されたボイスメールを通してコミュニケーションを取れることに少年は気づき――といった物語です。
 
主演は未定ですが、マクドナルドの成長を描いた「ファウンダー:ハンバーガー帝国のヒミツ」、アカデミー賞に複数ノミネートされた「しあわせの隠れ場所」などを撮ったジョン・リー・ハンコック監督がメガホンを取る予定です。

ハリガンは悪役ではない?

現時点(2020年7月14日)でキング氏の小説は邦訳されていないため、どのような結末を迎えるのか気になって仕方ないファンも少なくないでしょう。
 
ただし、仮に未読でも一つだけ掴める手がかりは、ハリガン氏は悪役ではないということです。ライアン・ジョンソン監督によると、Appleは映画でiPhoneを用いる際に厳しい制約を設けており、その中の一つに「悪人はカメラの前でiPhoneを使ってはならない」といった規約があるそうです。
 
 
Source:Hollywood Reporter
Photo:Amazon
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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