米国でTikTokが利用不可に？ポンペオ国務長官が「利用禁止を検討中」とコメント

米国のポンペオ国務長官は、米大手メディアFOX Newsの取材に対し、TikTok等の中国製アプリの利用禁止を検討しているとコメントしました。
 
TikTok等の中国製SNSアプリは、中国政府がユーザーの監視や、プロパガンダを行うための道具となりうることが理由としています。

ポンペオ国務長官のコメント

ポンペオ国務長官は、インド政府がTikTok等の中国製アプリの一部を使用禁止にしたことに伴い、米国政府も利用制限を「検討中」と言及しました。司会者からの質問に対し、トランプ政権はTikTok等の利用制限について真剣に検討していると回答しています。
 
トランプ政権は、政権交代以降、中国政府との貿易戦争など、対中国の強硬姿勢を堅持しており、実際にHuaweiに対して、禁輸措置や、取引制限を実施しています。
 
さらに6月末には、HuaweiとZTEを「国家安全保障上の脅威」に指定するなど中国企業への対応を厳格化しています。
 
ポンペオ国務長官は、公式発表には触れませんでしたが、最後に「TikTokを利用する際は、個人情報を中国共産党に渡していると自覚すべき」と発言しており、今後の米政府の対応が注目されます。
 
 
Source:Fox News via 9to5Mac
Photo:Anton/Pexels
(seng)