さようなら、Microsoft Store〜Apple Storeにはかなわず

Microsoft Store

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Microsoftは現地時間6月26日、米国を中心に展開してきたMicrosoft Store(実店舗)全店を閉店すると発表しました。現在Microsoft Storeは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で全店が閉店中ですが、営業を再開せず、このまま完全に店を閉めることになります。

いつも閑散としていたMicrosoft Store

Microsoft Storeの第一号店は、Windows 7のリリースに合わせ、2009年にオープンしました。店舗デザインやコンセプトがApple Storeそっくりだと話題になったMicrosoft Storeですが、Microsoftは客を呼び込むためにあえてApple Storeの近くに出店していたと見られています。
 
しかしMicrosoft StoreはApple Storeと同等の「顧客体験」を提供することはできませんでした。Apple Storeが常に多くの客で賑わっているのに対し、近くにあるMicrosoft Storeはいつも閑散としているというのが、もはや見慣れた光景となっていたほどです。

最後まで本格的な海外展開はできず

またMicrosoft Storeは最後まで、世界へ本格的に展開することはできませんでした。店舗のほぼすべてが米国内にあり(72店舗)、海外はカナダに7店舗、オーストラリアに1店舗、プエルトリコに1店舗、英国に1店舗のみです。
 
Microsoftは、Microsoft Storeは閉店するものの、ニューヨーク、ロンドン、シドニー、およびワシントン州レドモンド本社にあるMicrosoft Experience Centerの営業は継続し、一部商品の販売を行うとしています。
 
なお実店舗の閉鎖を受け、今後はオンラインでの販売およびサービスにさらに注力するとのことです。実店舗の閉店に伴うコストは約4億5,000万ドル(約482億円)と発表されています。

 
 
Source:Microsoft(Store locations),プレスリリース via 9to5Mac
(lunatic)

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