2020年1月〜3月期の国内音楽配信売上、ストリーミングが71%占める
日本レコード協会は、2020年第1四半期(1月〜3月)の音楽配信売上実績が前年同期比112%となる187億5,600万円だったと発表しました。Apple Musicなどのストリーミングサービスが売上高の71%を占めています。
ストリーミングの中では音楽サブスクが61%占める
日本レコード協会が発表した音楽配信売上実績は、ダウンロード、ストリーミング、Master ringtones(着うた)、Ringback tones(待ちうた)、その他の5ジャンルで構成されています。
2020年第1四半期の配信売上高187億5,600万円のうち、ストリーミングが71%を占め、次いでダウンロードが27%となっています。
ストリーミングの中でも売上高が最も大きいのは「サブスクリプション/音楽」の114億4,700万円(前年同期比130%)で、音楽配信売上全体の61%を占めます。
ストリーミングジャンルは、「サブスクリプション/音楽ビデオ」(前年同期比173%)、「広告収入/音楽」(同264%)、「広告収入/音楽ビデオ」(同110%)と伸びています。
一方、ダウンロードの各ジャンルやMaster ringtones(前年同期比65%)、Ringback tones(同80%)は、前年同期を下回っています。
存在感を増し続ける音楽ストリーミング
日本レコード協会が発表している、年間音楽配信売上金額において、ストリーミングの売上シェアがダウンロードを初めて上回ったのは2018年でした。
2018年の実績では54%だったストリーミングのシェアは、2019年(通年)には66%、そして2020年第1四半期に71%に達しています。
Source:日本レコード協会 報道発表, 統計情報
Photo:Apple
(hato)