Apple Watch搭載の噂ある血糖値測定、Raspberry Piは先行試験中
将来的に、Apple Watchにも搭載されると噂される血糖値測定機能ですが、Raspberry Piを使用した血糖値測定プロジェクトでは、1型糖尿病患者によるモニタリングが始まっており、現在は改良型ユニットの製作に着手しているようです。
グルコース値をモニタリング
RedditユーザーのPaulcole710氏が主導するRaspberry Pi(血糖値測定)プロジェクトは、Dexcomシステムを使用してグルコース値を視覚的にモニタリングしようというものです。
このシステムがどのようにグルコース値を測定するのか、このトピックスを報じたTom’s Hardwareは記載していません。
血糖値とは血管を流れる血液中のグルコース濃度のことで、血糖値とグルコース値の間には高い相関関係があることが確認されています。つまり、グルコース値を測定することは、血糖値を確認することに繋がります。
測定間隔を自由に設定することを計画中
現在、Paulcole710氏の作成した血糖値測定ユニットは、測定結果を9分毎にE-Inkディスプレイに表示するもののようですが、改良型では、ユーザーがボタンを押した際に、現在の血糖値を測定表示することが検討されています。
この改良に成功すれば、食後高血糖の患者などで、自身が望むタイミングで血糖値を確認・記録できるようになりそうです。
Apple Watchも含め、非穿刺型血糖測定装置を期待
Apple Watchに血糖値測定機能が搭載されるという噂は以前からありますが、未だに実製品は登場していません。糖尿病患者数は年々増加しており、そうした患者からは指先に針を刺さずに血糖値を測定可能な、非穿刺型血糖値測定装置が期待されています。
Source:Tom’s Hardware, FreeStyleリブレ/Abbott
Photo:Apple
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