Apple、2020年1月〜3月ウェアラブル出荷台数で前年同期比6割増

    Apple Watch / AirPods Pro

    Apple Watch / AirPods Pro
     
    在宅勤務、在宅学習の増加により、ノイズキャンセリング機能を持つAirPods Proの販売が増加した効果で、2020年第1四半期(1月〜3月)にAppleのウェアラブル端末出荷台数は対前年比59.9%と大きく伸びた、との調査結果をIDCが発表しました。

    Apple、ウェアラブル市場でシェア29.3%

    調査会社IDCは現地時間5月28日、2020年第1四半期(1月〜3月)のウェアラブル端末出荷台数のデータを公表しました。
     
    ウェアラブル端末の出荷台数は、全体では7,260万台で、前年同期比で29.7%の伸びを記録しました。
     
    Appleの出荷台数は2,120万台で、メーカー別シェアは29.3%と、2位のXiaomi(シェア14.0%)に2倍以上の差をつけてトップとなっています。
     
    Appleの出荷台数は、前年同期の1,330万台から59.9%増加し、シェアも伸びています。
     
    IDC 2020年第1四半期 ウェアラブル出荷台数
     

    Apple Watchは前年同期比2.2%の減少

    Apple Watchが含まれる腕時計型デバイスに限定すると、世界の出荷台数全体では1,690万台で、前年同期の1,820万台から7.1%の減少となりました。
     
    Apple Watchの出荷台数は450万台で、メーカー別シェアで26.8%を獲得し、2位Huaweiのシェア15.2%に大きく差をつけています。
     
    ただし、Apple Watchの出荷台数は前年同期比では2.2%のマイナスとなりました。
     
    IDCは、腕時計型デバイスの出荷台数減少の要因について、供給が十分でなかったため、と分析しています。
     
    IDC 2020年第1四半期 腕時計型端末出荷台数
     

    Apple Watchはコロナが供給網に打撃

    IDCは、ウェアラブル市場でシェアトップに立ったAppleについて、以下のように分析しています。
     

    • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によりサプライチェーンが打撃を受け、Apple Watchの出荷台数が減少した
    •  

    • 在宅勤務、在宅学習の増加により、仕事や勉強に集中するためにアクティブノイズキャンセリング機能を持つAirPods Proを買い求める人が増えた

     
    なおIDCは、腕時計型デバイスは2020年後半も厳しい状況が続くだろう、と予測しています。
     
     
    Source:IDC
    (hato)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次