Apple Music、5,000万ドルのロイヤルティー前払い基金を設立

apple music

apple music
 
Appleの音楽ストリーミングサービスApple Musicが、インディーズ・レーベルをサポートするための5,000万ドル(約54億4,400万円)のロイヤルティー前払い基金を設立したことが明らかになりました。

現地時間の5月9日までに同意契約が必要

インディーズ・レーベルとしてApple Musicのロイヤルティー前払い基金から経済的サポートを受けるためには、四半期ごとのApple Musicの収益が10,000ドル(約108万8,400円)を上回っている必要があります。
 
Appleはロイヤルティー前払い基金の設立理由について、次のように説明しています。
 

音楽業界にとって世界的に困難な状況となっています。業界が頼りにしていたいくつもの収入源が一夜にして消え、生活が脅かされています。Appleには十数年にわたる深い音楽の歴史があり、我々は世界中の最高のレーベルとアーティストたちとパートナーシップを組めることを誇りに思っています。そして、助けになりたいと思っています。
 
Apple Musicは今日、インデーズ・レーベルがアーティストへの支払いと営業を続けるための5,000万ドル超のロイヤルティー前払い基金の設立を発表します。
 
ロイヤルティーの前払いは、Apple Musicと直接取引を行い、四半期あたり最低10,000ドルの収益があるインデーズ・レーベルが対象となっています。前払いの金額は、過去の収益と未来の収益予測に基づいて決定されます。前払いは誠意によって行われ、レーベルは経済的な必要性に基づきアーティストと営業に資金を回さなければなりません。
 
前払いのためのレーベル同意書はiTunes Connectで共有されます。 . . . 前払い金を受け取るには、2020年5月8日午後11:59分(太平洋標準時)までに同意契約を済ませる必要があります。
 
どうか安全にお過ごしください。
 
Apple Musicチーム

 
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため世界中で多くのイベントが中止となっており、ライブなどの演奏活動を収入源としているアーティストたちは多大な経済的損失を被っているとされています。Apple Musicの施策が音楽業界の助けとなることを切に願うばかりです。
 
 
Source:Rolling Stone
Photo:Apple
(lexi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

特集

目次