Apple A12Zのものと思われるAnTuTuベンチマークスコアが登場
Apple A12Zのものと思われるAnTuTuベンチマークスコアが公開されました。AnTuTuは、モデル番号iPad 8,10が、3月18日に発表された新型iPad Proを示すと推測しています。
モデル番号 iPad 8,10について
AnTuTuは2020年3月19日、Apple A12Zチップを搭載した新型iPad Proのものと思われるベンチマークスコアを公開しました。AnTuTuは、2018年に発売されたiPad Proのモデル番号がiPad 8,1〜iPad 8,8であることから、モデル番号iPad 8,10は、A12Zを搭載した新型iPad Proと推測しています。
A12ZとA12Xとを比較すると、CPUコア数は同じ8コア、GPUコア数はA12Xの7コアから、A12Zでは1コア増えた8コアになっています。動作周波数やプロセスはまだわかっていません。
メモリは、全ストレージ容量で6GBになりました。AnTuTuは、バックグラウンドから発見したモデルについて、解像度が2388×1668、メモリは6GB、ストレージ容量が128GBという点から、新型11インチiPad Proと推察しました。
Apple A12Zのものと思われるAnTuTuベンチマークスコア
A12ZとA12Xを比較したAnTuTuベンチマークスコアは下記の通りです。
SoC | A12Z | A12X |
---|---|---|
Total | 712,218 | 705,585 |
MEM | 74,998 | 95,118 |
UX | 77,253 | 77,879 |
GPU | 373,781 | 345,016 |
CPU | 186,186 | 187,572 |
AnTuTuの合計スコアは712,218でした。A12Xを搭載した11インチiPad Proの256GBストレージ容量のモデルと比較すると、CPUとUXスコアは基本的に同じで、GPUスコアは約8.3%向上しています。MEMスコアはストレージ構成が異なるため比較から除外して考える必要があります。
今回のAnTuTuベンチマークスコアからは、GPUコア数を増やした効果によるものと推測される、GPUスコアの向上が確認できます。
Source:AnTuTu
(FT729)