スマホ利用時間「1日2〜3時間」が最多、LINE送信は平均10.2回

 
MMD研究所は「2019年版：スマートフォン利用者実態調査」の結果をまとめ、公開しました。調査はスマートフォンを所有する15歳〜59歳の男女2,712人を対象に、コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」を利用して、2019年12月26日〜27日の期間に実施されたものです。

スマホの平均利用時間は2時間〜3時間が最多で21.8％

スマホの1日あたりの平均利用時間は、全体では「2時間以上3時間未満」が最多で21.8％、次いで「1時間以上2時間未満」が多く16.9％となりました。
 
性・年代別で見ると、男性の10代でスマホの利用時間が最も多かったのは「3時間以上4時間未満」、20代〜40代は「2時間以上3時間未満」、50代は「1時間以上2時間未満」でした。
 
女性については10代～30代で最も多かった回答は「3時間以上4時間未満」、40代～50代は「2時間以上3時間未満」が最多の回答となりました。なお利用時間が「10時間以上」の回答が1割を超えたのは、10代の女性のみでした。
 

キャリアメールとSMSは「送信0回」が最多

スマホでのメールやメッセージの1日あたりの送信回数を「キャリアメール」「SMS」「LINE」で比較したのが次のグラフです。
 

 
キャリアメールは「0回」が59.0％と最多で、次いで「1〜10回」が35.5％でした。SMSもキャリアメールと同様で「0回」が最多で56.5％、次いで「1〜10回」が35.6％でした。
 
一方LINEは「1〜10回」が最多で57.0％、「0回」が16.3％でした。

一番使っているSNS・コミュニケーションアプリは「LINE」

スマホで最もよく利用するアプリの上位3種を聞いたところ、「SNS」が最多で28.7％、次いで「動画」が26.3％、「コミュニケーション」が25.8％という結果になりました。
 
さらに「SNS」「コミュニケーション」アプリをインストールしていると回答した1,946人に、現在利用しているSNS・コミュニケーションアプリを聞くと、「LINE」が89.5％と最多、次いで「Twitter」が55.7％、「Instagram」が40.9％となりました。
 

 
「2018年版：スマートフォン利用者実態調査」と比較すると、利用度の高い上位4アプリでは「LINE」が3.4ポイント減、「Twitter」が0.5ポイント減、「Facebook」が6.0ポイント減となり、ポイントが増えたのは「Instagram」のみでした（2.1ポイント増）。
 

 

インスタは閲覧のみ

Instagramの利用者（795人）に、閲覧、投稿、撮影の頻度を聞いたところ、閲覧で最も多かった回答は「ほぼ毎日」でした。一方投稿・撮影で最多だったのは「この行動はしない」でした。
 
つまりInstagramは閲覧専用で、投稿や撮影はしないユーザーが大多数を占めていることになります。
 

音楽アプリは「Amazon Music」「Spotify」が首位

音楽アプリをインストールしていると回答した1,014人を対象に、現在利用している音楽アプリを聞いたところ（複数回答可）、「Amazon Music」と「Spotify」が21.4％と最も多く、次いで「Apple Music」が15.7％となりました。
 

 
続いて動画アプリの利用者1,617人をを対象に、現在月額料金を支払って利用している定額制動画配信サービス（複数回答可）を聞いたところ、「Amazonプライム・ビデオ」が23.7％と最も多く、次いで「Netflix」が4.9％、「Hulu」が3.4％となりました。
 
ただし最も多かった回答は「この中に月額料金を支払っているものはない」で、65.3％でした。
 

 
 
Source:MMD研究所
Photo:Pixabay
(lunatic)