スマホデビュー時期、「中学3年生」がトップ 次いで「小学6年生」
MMD研究所は1月24日、「今年初めてスマートフォンを持つ子どもの親に関する意識調査」の結果を公表しました。
子どもがスマホを持ち始める”スマホデビュー時期”は年々低年齢化している傾向にあり、最も多かったのは「中学3年生」、次点で「小学6年生」となりました。
子どもがスマホを持ち始める学年トップは「中学3年生」
調査は、2019年からスマホを持ち始めた子どものいる20歳から59歳の男女1,799人に事前調査を行い、その中から抽出した親1,000人に対して、2019年12月24日〜12月27日にかけて実施されました。
事前調査では対象者1,799人に「子どもに初めてスマホを持たせた学年」を聞いたところ、最も多かったのが「中学3年生(16.3%)」、次いで「小学6年生(12.1%)」、「中学1年生(11.3%)」でした。
上記データを学年別でまとめると、「小学生」が40.1%でトップ、次いで「中学生」が35.4%、「高校生」が18.6%となりました。
子どもにスマホを持たせようと思った理由は?
本調査では対象者1,000人に対して、子どもにスマホを持たせても良いと思った理由を聞いたところ、1位は「子どもがスマートフォンを持ちたいと言い出したから(23.8%)」、2位は「周りの子どもがスマートフォンを持つようになったから(22.6%)」、3位は「子どもが学校に入学する(入学した)から(18.8%)」でした。
ただし、小中高別では持たせる理由が以下のように異なっています。
子どもにスマホを持たせる際に心配したことは?
子どもにスマホを持たせることへの心配度合を聞いたところ、16.5%が「とても心配だった」、38.5%が「やや心配だった」と回答しており、55.0%の親が心配していたことがわかりました。
さらに、子どもにスマホを持たせるのが心配と回答した親550人を対象に、具体的に心配だった点を聞いたところ、トップが「スマートフォンを長時間利用しないか心配(43.6%)」、次いで「スマートフォンを使いすぎて成績が落ちてしまわないか心配(39.6%)」、「直接知らない人とLINEやSNSで繋がらないか心配(33.1%)」でした。
一方で、2019年以降に子どもにスマートフォンを持たせた親1,000人のうち、約50%は「(子どもに)スマホを持たせて良かった」とも回答しています(とても良かったと思う:14.5%、やや良かったと思う:34.1%)。
68%の親がスマホのトラブル回避対策を実施
子どもにスマホを持たせる際、そのスマホにトラブル回避対策を実施しているかを聞いたところ、68.0%が「対策をしている」と回答しました。
具体的な対応内容トップは「アプリ購入のパスワードは自分(親)が管理(20.0%)」、次点で「端末内で設定できるアクセス制限や機能制限を利用(19.3%)」、「子どもの位置情報設定をONにする(17.4%)」となりました。
小中高別に見ると、中学生と高校生の親は「何も対策していない」、小学生の親は「子どもの位置情報設定をONにする」が最も多くなっています。
Source:MMD研究所
Photo:photo AC-akizou
(kotobaya)