現在SNSに登録している人は6割強 利用者の7割以上は毎日利用
リサーチ会社のマイボイスコムは11日、SNSの利用に関するインターネット調査の結果を公表しました。調査は10代〜70代の男女10,133名(男性5,518名、女性4,615名)を対象に、2019年11月1日〜5日にわたってインターネット上で実施されています。
SNS登録者は増加傾向に 6割強が利用
調査対象者にSNSの認知・登録状況について聞いたところ、「現在SNSに登録している人」は61.2%、「現在は登録していないが、過去に登録していた人」は2.6%で、登録経験者は63.8%でした。
SNSの登録者数は調査を開始した2008年以来、右肩上がりとなっています。
世代別では特に若年層での利用比率が高く、10代・20代は9割弱が利用しています。一方、40代・50代は60%、60代・70代では5割弱となっています。
最も利用されているSNSサイトは「LINE」
SNS登録者に現在利用しているSNSサイトを聞いたところ、最も多かったのが「LINE(82.4%)」、次いで「Twitter(53.6%)」「Facebook(52.1%)」「Instagram(34.9%)」でした。
過去調査と比べてLINEやInstagramなどは増加傾向にありますが、2009年に利用者数トップであった「mixi」は減少傾向にあります。
各SNSサイトの世代別における利用率に関しては、LINEやInstagramは女性若年層、Twitterは若年層全般、Facebookは男性高年代層の利用率が高くなっています。
SNS登録者のうち7割強は毎日利用
SNSの利用頻度については、現在SNSに登録している人のうち50.0%が「1日2回以上利用」、4.2%が「1日1回程度利用」しており、7割強は毎日利用しています。
利用頻度は若年層や女性で特に高く、10代・20代の7割弱が、女性10代・20代の8割強が「1日2回以上利用」しています。
SNSの利用場面で最も多いのは「自宅でくつろいでいるとき」
どのような場面でSNSを利用しているかを聞いたところ、最も多かったのは「自宅でくつろいでいるとき(52.0%)」、次いで「暇なとき(38.8%)」「ちょっとしたすきま時間(33.1%)」でした。
その他にも、「夜寝る前」「電車やバスなど公共交通機関の車中」「仕事や学校の休憩時間」「朝起きてすぐ」「一人でいるとき」「待ち時間や待ち合わせ中」といったシーンも各20%でした。
SNSを利用する際の機器は「スマートフォン」がトップ
SNSを利用する際の機器で最も多かったのは「スマートフォン(80.0%)」、次いで「ノートパソコン(18.5%)」「デスクトップパソコン(18.5%)」でした。スマートフォンは女性若年層、デスクトップパソコンは男性で特に高い傾向にありました。
過去調査と比べてスマートフォンは増加傾向、ノートパソコンとデスクトップパソコンは減少傾向にあります。タブレット端末については過去5年でほぼ横ばいとなっています。
SNSの利用内容で最も多いのは「人の投稿を読む」
SNSの利用内容で最も多かったのは「人の投稿を読む(60.5%)」、次に「メッセージやチャット等をやりとりする(40.7%)」、「人の投稿にコメントや、いいね!をする」と「投稿する、つぶやく」はそれぞれ3割前後でした。
「メッセージやチャット等をやりとりする」のは女性の比率が特に高くなっています。
今後も利用したいSNSトップはLINE
「今後も利用したい」と最も回答が多かったSNSは「LINE(38.7%)」でした。「Twitter」や「Facebook」は2割強、「Instagram」は1割強となっています。
「LINE」や「Instagram」は女性や若年層、「Twitter」は10代・20代の比率が高い傾向にあります。
現在メインで利用しているSNSを今後も利用したいと答えた人の割合は、「Facebook」「LINE」「Twitter」「Instagram」の利用者でそれぞれ7割前後でした。
Source:マイボイスコム
Photo:ぱくたそ
(kotobaya)