欧州議会議員15人がApple「マップ」のクリミア半島の表記を非難
2014年のクリミア危機でロシアへの編入の是非を問う住民投票が行われて以降、帰属についてロシアとウクライナの間で係争状態にあるクリミア半島ですが、Appleが「マップ」アプリのロシア国内での国表記を「ロシア」としたことについて非難の声が上がっていました。今回、欧州議会の15人の議員がクリミア半島の表記についての共同意見書をAppleに送付したことがわかりました。
ロシアの政治的な圧力に加担したApple
ベルギーのウクライナ大使を務めるMykola Tochytskyi氏は、欧州議会議員15人がAppleに送付した共同意見書の中身を公開しました。
Grateful to Group of ??friends in @Europarl_EN & its leader @petras_petras for strong messages of support:
1. Letter to ??&?? w/ a call to urge the release of all ??prisoners detained by RU
2. Letter to @Apple reminding #CrimeaIsUkraine & inter’l law must be valued above profit pic.twitter.com/mLlcjvJuWD— Mykola Tochytskyi (@tochytskyi) December 7, 2019
抑圧される側の人々に寄り添うよりも、ロシアの政治的な圧力に加担したAppleの決定に異議が唱えられる必要がある。
今回の(クリミア半島の表記の)件が報じられてからAppleがすぐさま行動を起こしたことは心強く感じるが、Apple「マップ」と「天気」アプリのクリミア半島の正しい表記が、できるだけ早く元に戻されると信じている。
Source:9to5Mac
Photo:Illya Kondratyuk/Flickr
(lexi)